高尾山と陣馬山の縦走は、陣馬山スタートがおすすめな3つの理由

山登り

今回は世界遺産でもある東京都の高尾山と、その先に繋がる陣馬山のプチ縦走についてまとめてみました。

ここ数年はせいぜい年に1回くらい低山を登るくらいでした。久しぶりに長距離を歩いてみたいと思って選んだのがこの縦走。

高尾山と陣馬山の縦走を考えている方はぜひご一読ください!

この記事で分かること
  • 高尾山と陣馬山の縦走はどちらからスタートすべきか
  • 縦走するときに注意すべきこと

実は高尾山⇔陣馬山への縦走は2回目のチャレンジ

実は前にもこのルートを歩いたことがあるんです。ただし、途中リタイアしてしまったので、今回はリベンジ登山でした。

当時、リタイアをしてしまった理由を個人的に振り返ってみると、以下の3つ。

  • 高尾山からスタートしてしまった。
  • しかも縦走の時間をなめていた。
  • さらに帰りをどうするか考えていなかった。

今回はこの3つを検証しつつ、陣馬山スタートがおすすめな理由をお伝えします!

高尾山からスタートしてしまった。

高尾山は電車で気軽にいける山で、観光地でもあります。

そのため、行き帰りをどうするか深く考えず、行きやすいという理由から最初に高尾山に行ってしまい、調子がよかったら陣馬山へも行こう!という流れでスタートしてしまいました。

そして、観光地でもあるため、薬王院でお参りをしたり、名物を見たり食べたりしているとあっという間に時間がたってしまいました。

しかも縦走の距離と時間をなめていた。

高尾山は麓からケーブルカーやリフトに乗っても、高尾山駅から山頂まで普通に歩いて40分くらいはかかります。さらに麓から登ると、登りで100分前後はかかります。

で、肝心の高尾山から陣馬山の距離は15km。時間にすると6時間ほど。

当時、京王高尾山口駅に着いたのが朝の9時過ぎで、山頂に着いたのが11時頃。そこから陣馬山へ向かうとなると、ギリギリ夕方には着きそうだけどきわどいところ。

なんとかいけるんじゃない、という甘い考えで進んでしまいました。

さらに帰りをどうするか考えていなかった。

高尾山は電車で行ける山ですが、そこから縦走した場合に陣馬山からの帰りをどうするかよく考えていませんでした。

実際この時にどうしたかというと、陣馬山にはたどり着けず、手前の明王峠からエスケープルートで相模湖におり、相模湖駅から帰りました。

ここから相模湖へ

もし陣馬山にたどり着けて下山していたとしても、そこからバスで帰るのか、バスの時間に間に合うのかなどは考えていませんでした。

つまり、前回の失敗は完全に準備不足。

  • どちらから登るか
  • 縦走の計画をどうするか
  • 帰りをどうするか

そういったことが事前に分かっていれば、もっとサクサク行けたはずでした。恥ずかしい。。

陣馬山→高尾山の縦走ルートがおすすめの3つの理由

で、今回は事前に準備をしっかりして挑みました!しかし、ここ数年の在宅勤務で平日はほとんど出歩かない私。途中で体力がつきてヨロヨロの状態でなんとか高尾山までたどり着きました。

それでも、陣馬山スタートにしてよかったポイントを3つお伝えします。ちなみに、車ではなくバスや電車でアクセスすることを前提にしています。

陣馬山は高尾山よりもアクセスしにくい

陣馬山にはJR高尾駅から「陣馬高原下行き」のバスに乗り換えて、終点の陣馬高原下でおります。時間にして40分くらい。

高尾駅の北口でバスに乗ります

逆方向の陣馬高原下からJR高尾駅までのバスですが、本数は1時間に1本はあるので充分といえば充分です。

しかし、下山が夕方近くになることを考えるとちょっと心配。陣馬高原下の停留所の周りは民家はありますが、人気はあまりない地域です。

陣馬高原下

そういうことも考えると、陣馬山からスタートして高尾山をゴールにするのがベターだと思いました。

高尾山は京王高尾山口駅からケーブルカーやリフトの乗り場までは徒歩5分とすぐですからね。

昼間に下山できるのであれば陣馬山をゴールにしてもいいと思いますが、夕方になる可能性がある場合は、アクセスしやすく人も多い高尾山をゴールにする方が安心できると思います。

陣馬高原下行きのバスは、紅葉シーズンなど繁忙期には臨時便がでます。私が訪れたのは10月下旬の土曜日。2台増便されていて通常便と合わせてバスは3台でした。そのため、バス停には結構並んでいたのですが、ほぼみんな座ることができました。


ちなみに、臨時便の方がほぼノンストップなので早く着くそうです。ただし、細い道なので途中ですれ違い待ちをして結局ほぼ変わらなかったです。5分くらい早いかなというところ。

全体的に緩く下り、人の多い方に近づくので安心

さらに陣馬山側からスタートすると、陣馬山山頂まではきつい登りもあるにはあるのですが、高尾山までは全体的に緩く下っています。そのため体力が心配な方も比較的安心して進めます。

緩く下ります

あと、陣馬山→高尾山よりも高尾山→陣馬山を歩いている人が多いように感じました。

高尾山は夕方でも人が多いので、だんだん夕方に近づいていく中で人が多い方に近づいていくので安心できました。

高尾山は、徒歩、ケーブルカー、リフトを使える

高尾山は歩いて下山することも、ケーブルカーやリフトを使うこともできます。これが縦走で疲れた身体には嬉しいですよね。

高尾山の山頂にて

もうちょっと歩きたいなという場合は歩いて下山もできるし、疲れている場合はケーブルカーやリフトを使う手もある。こういった手軽に登れる選択肢の多さが高尾山人気の一つでもあると思います。

私も縦走前は「高尾山も歩いて下山しようかな」と軽い気持ちだったのですが、とんでもない!

最初は順調にコースタイム通りに進んでいたのですが、徐々に疲労がたまり体調も悪くなり、ピークを通るたび休んでいたら、高尾山に着いたのがまさかの16時。6時間のコースタイムのところを7時間30分。。

何とかケーブルカーで下山することができました。

麓の乗り場

ほんっと陣馬山スタートでよかった!

ただし、バスよりはましですが、ケーブルカーやリフトも運行時間が決まっているので、何とか運行時間に間に合わないと徒歩で下らなければなりません。それだけは何とか避けたい。

高尾山まででボロボロなのに、ケーブルカーの駅までは山頂から40分もかかる!リフトはこの日終了してしまっていたので、ケーブルカーになんとか滑り込むことができました。

まとめ

というわけで、高尾山と陣馬山の縦走は陣馬山スタートがおすすめのポイントをご紹介させていただきました。

  • 時間が読めないなら、アクセスしにくい山から制覇
  • 陣馬山から高尾山は緩い下り、高尾山に近づくと人も多いので安心
  • 疲れた身体にケーブルカーやリフトが身にしみる!

準備不足で断念した前回から8年。

ようやくリベンジすることができました!

けれど・・・もう高尾山はしばらくいいかな。

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